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あなた1人では抱えきれない問題も、私と一緒に解決策を考えることで、あなたの心の荷物を軽くしていける可能性があります。
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シンさん、彼氏が職場で大変なんです。(;_;)(;_;)(;_;)
おむらいすさん、どうしたの?
彼、毎日4時間もサービス残業させられてたり、飲み会にも強制参加で吐くまで飲まされてたりで…このままだと彼のメンタルとか体調がおかしくなってしまいそうで、凄く心配なんです…(;_;)
それは心配だね…
彼氏は断ったりするの苦手なタイプなの?
うーん… あまり反抗せずに従っちゃうタイプかも… 自己主張が強いと嫌われるとか思ってるのかもしれません(;_;)
ふむ。ただ、身体やメンタルを壊してまで我慢するのは明らかに間違ってるよ。自己主張すべきときはすべきだと思う。嫌われようがクビになろうが、命より大切なものなんて、この世にないからね。
はい…そうですよね…(;_;)
では、アサーションという相手との関係を壊さずに自己主張するためのコミュニケーションの方法を解説します。それを彼に伝授して自分の健康を守ってもらいましょう!
それから、パワハラの疑いもあるので、然るべき窓口※に相談することも検討しましょうか。
助かります、ありがとうございます。(;_;)
相手に理解と尊重を示し、信頼関係を維持しながら、自分の主張を伝えるコミュニケーション。
アサーションを使うと、相手との関係を壊さずに自分の本音を伝えることができます。
アサーションが目指すのは、次のようなビジョンです。
逆に言うと、次のような態度を取ってしまうと、相手とは健全な関係を築けません。
自分のニーズを放棄し、相手に服従する関わり方
(例)
自分の望む結果を得るために、相手をコントロールしようとする関わり方
(例)
受動的、攻撃的、どちらの関わり方をしても、片方に強いストレスがかかっているため、関係はいつか破綻するリスクがあります。
ただ、普段生活していると、そのような関係がそこらじゅうに溢れているように思います。
ってことは、常に誰かが不満やストレスを抱えているというわけですよね…
人間が2人以上集まると、人間関係が生まれます。
そして、それぞれが別々の欲求、感情、考え方、価値観、気分を持っていることが多いと思います。
2人の欲求がたまたま同じ場合
アサーションを特に意識しなくても関係は上手くいくでしょう。
次に2人が休みの日は、どこかに出かけたいわね!
そうだね! 僕も出かけたいと思っていたよ!
2人の欲求が違う場合
お互いにアサーションを心掛けないと、関係は壊れるリスクがあります。
いつも残業してもらって悪いが、この仕事今日中に仕上げてくれ!
今日こそはサービス残業を断りたい…!
こんなとき、人間関係を壊さずに、上手く自己主張するには、どんなコミュニケーションをとればいいのでしょうか…?
ここから、アサーションを使った自己主張のやり方を、具体例を挙げながらステップ・バイ・ステップで解説していきます。
ここでは、次の3つのシーンを想定します。
これは、アサーションの基本形です。次の4ステップで進めます。
「私(I)」を主語にした伝え方。
相手との境界線を明確にすることで、相手への攻撃ではありませんというメッセージになる。
最初に、客観的な事実を伝え、相手との認識を擦り合わせます。
給与明細を確認したところ、先月の残業代が振り込まれていませんでした。
…。
あなたは最近、飲み会で吐くまで飲まされて帰ってくる日が増えたと思う。
…。
次に、「私は~と感じる。」とあなたの感情を伝えます。
私は就業規則を間違って認識しているかもしれない、と不安になりました。
…。
私はあなたの身体を心配しているの。
…。
ここで、「私は~してほしい」と、相手に望むことを伝えます。
今から就業規則を再確認するために、15分ほどお時間いただきたいのですが、よろしいでしょうか?
…。
明日の飲み会は断りの連絡を入れてほしいの。
…。
もしあなたが~できないのなら、私は自分で~します
もし、STEP3までで状況が前向きに進んでいれば、あえてSTEP4まで伝える必要はありません。
もし就業規則の確認ができないのであれば、しかるべき相談窓口に相談しようと考えています。
…。
もしあなたが断れないのであれば、私からあなたの職場に連絡しようと思ってる。
…。
次は、関係を壊さずに「ノー」と言って断る方法を解説します。
相手はあなたの欲求や感情を正確に理解することはできません。
あなたが断りたいのであれば、断りたい意思を伝える必要があります。
念ずるだけでは相手の行動を変えることはできないのです。
ここでも、アイメッセージを使って、相手への攻撃ではありませんという態度を示すことが大切です。
まずはワンクッション置くための言葉をはさみます。
いつも私に仕事を振ってくださって、ありがとうございます。ご期待に添えるよういつも頑張りたいと思っています。
…。
あなたが上司や同僚と良好な人間関係を築きたいと考えるのは、もちろん間違ってないと思う。
…。
続いて、あなたの感情を理由に、丁寧に断りたい意思を表現します。
ただ、就業規則を確認できていない状態で、今日も残業を引き受けるのは、私は怖いと感じています。
…。
ただ私は、あなたが身体を壊してまで会社の命令に従ってるのを見てるのは、心配ばかり募って辛いの。
…。
もちろん、ここまで紹介してきたアサーションを使えば全ての人間関係が上手くいくというわけではありません。
あなたがいくら対等な関係を望んで、理解や尊重を示していても、相手があなたをコントロールしようと企んでいたりすると、コミュニケーションは対立していくからです。
「私の言ってることがまだよく分かってないようだ」とその人が思っていることが多いです。
そんなときは、あなたがまず「あなたの要求や主張について正しく理解し尊重しています」ということを辛抱強く伝える必要があります。
就業規則なんて今度でいいから、溜まっている仕事を早く仕上げてくれ!
〇〇の部署から納品を急ぐように言われているのは確認しております。ですので、私も早くこの仕事を仕上げようと頑張るつもりです。
ただ、私としては、残業に関する規定をよく知らないまま残業を引き受けることが非常に怖いんです。
ですので、先に就業規則を確認させていただけるとありがたいのですが。
くそっ、そうまで言われると返す言葉が無いな…
これ以上詰めてパワハラ扱いされると大変だし…
逆に、こちらの真意がきちんと相手に伝わっていない、あるいは、こちらの主張を相手が真剣に受け止めていないような場合があります。
そんなときは、相手の言葉に振り回されず、あなたの要求を繰り返します。
他の社員も同じ条件で残業してるから、心配はいらないよ。
そうですか。ただ私は、残業に関する規定を知らないまま残業を引き受けるのは怖いと感じています。
頑張ってる姿勢を見せてほしいな。
ありがとうございます。ただ私は、残業に関する規定を知らないまま残業を引き受けるのは怖いと感じています。
なぜそんなに規定が気になるのかな? うちはちゃんとした会社だから心配はいらないよ。
そうですね。だからこそ私は、残業に関する規定を知らないと不安なんです。規定を確認できないまま残業を引き受けたくはありません。
相手の主張が表面的に思えたり、どうも納得感に欠けるな、と感じる場合もあります。
そのようなときには、相手に深掘りするような質問をすることで相手の本音を確認し、相互理解が深まる方向に持っていきます。
どうしてそんなに会社の理不尽な要求に従ってるの?
断ったら評価下がるし…
サービス残業を断ることのどこが評価が下がることに繋がるの?
みんな残ってるのに自分だけ帰るなんてできない空気なんだよ!
ふーん。他の社員さんたちも毎日同じぐらい残業してるの?
断って帰ってる人もいるけど、翌日その人は周りからきつく当たられてるんだ。
なるほど、残業を断って帰ると翌日が怖いってことね。
そういうこと。
ただ、だからといって、残業代が出ないのは明らかに間違ってると私は思うんだけど…、あなたはどう思う?
…。
相手が不満や怒りに支配されていると、視野が狭くなって白黒思考になりがちです。
そんなときは、「いつも」「全部」「完全に」「絶対に」といった言葉で、柔らかく修正することで「部分的に同意します」というメッセージを伝えます。
君はいつも僕に反対するね。
そうね、たまには違う意見になることもあるわよ。
上司と対立するなんて、今の職場は僕には合ってないのかな…? 転職するべきなのかな…?
そうね、合わない部分もあるでしょうね。でも完全に自分に合う職場なんてなかなか無いと思うわ。
とりあえず、残業規定の件が解決してから考えてみたらどうかしら。
確かにそうだね…。
お互いが冷静に話し合いが続けられないと感じたら、怒りをぶつけ合ったり口論に発展したりする前に、結論を遅らせることを提案します。
きっとあなたは今帰ってきたばかりで、イライラしてるんだと思うの。一旦お風呂に入ってきたらどう?
その通りかもしれないね。そうするよ。
心を落ち着けたいときは、マインドフルネスを思い出そう!
ここまで紹介してきたアサーションですが、中には抵抗を感じる表現もあったのではないでしょうか?
あなたがアサーションの表現に言いにくさを感じるとしたら、次のような考えがあなたの心の中にあるのかもしれません。
まだまだ出てきそうですが、こんへんで止めておきます…(笑)
これらの思い込みや歪んだ価値観は、対等で気持ちのいい人間関係を築く上で障害になります。
人間関係とは本来、対等なものです。全ての人の権利は、尊重されるべきです。
ここに、「あなたの正当な権利」を掲載します。
あなたがあなた自身を守り、大切に扱っていくために、深い納得感が得られるまで、じっくり読み込んでいただけたらと思います。
正当な権利のリスト
(引用:“Messages: The communication skills book.” by Matthew McKay, Martha Davis, & Patrick Fanning p.126 筆者にて翻訳, 番号付きリスト加筆)
- あなたには、時には自分を優先する権利があります。
- あなたには、間違いを犯す権利があります。
- あなたには、自分の感情を正当なものとして、最終的に判断し、受け入れる権利があります。
- あなたには、自分の意見や信念を持つ権利があります。
- あなたには、考えや行動を変える権利があります。
- あなたには、嫌だと感じる扱いや批判には抗議する権利があります。
- あなたには、説明を求めるために発言を中断する権利があります。
- あなたには、変化を求めて交渉する権利があります。
- あなたには、援助や精神的な支援を求める権利があります。
- あなたには、痛みを感じ、それを表現する権利があります。
- あなたには、他人の助言に従わなくてもいい権利があります。
- あなたには、自分の仕事や成果を認めてもらう権利があります。
- あなたには、ノーと言う権利があります。
- あなたには、たとえ他人から一緒にいたいと言われても、一人でいてもいい権利があります。
- あなたには、他人に対して自分を正当化しなくてもいい権利があります。
- あなたには、他人の問題の責任を取らなくてもいい権利があります。
- あなたには、他人のニーズや希望を考慮しなくてもいい権利があります。
- あなたには、ある状況に対応しなくてもいい権利があります。
こういうことって、すっごい大切…!
ほんと、そうですね!!
この記事でお伝えしたいことを、まとめとして最後に整理します。
以上、この記事があなたの健康と幸福のためにお役に立てれば幸いです。
あなたが今、何かしらの生きづらさを抱えて困っているとしたら、公式LINEを友だち追加の上、メッセージをお送りください。
あなた1人では抱えきれない問題も、私と一緒に解決策を考えることで、あなたの心の荷物を軽くしていける可能性があります。
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