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最近は、共感力が高いことのメリットよりも、共感力が高すぎることのデメリットのほうが、強調されるようになってきた気がしています。
特に、「HSP」や「エンパス」といった言葉とともに、共感力の高さが生きづらさに繋がってしまう側面がよくピックアップされています。
もちろん私自身も、感受性が強すぎる繊細人間なので、共感しすぎることによるマイナス面を嫌というほど経験してきました。
そこで今回の記事では、「共感力が高すぎて生きづらい人はどうすれば生きやすくなれるのか」について、私のアイディアを解説していきます。
「共感」を定義する表現として、私が最も適切にまとめられていると感じた言葉を引用します。
共感は、個人の境界線を越えてあなたと私の間に響き合う心の現象、つまり、「人と人とが関わり合い、互いに影響し合うプロセス」のことなのです。
引用:『プロカウンセラーの共感の技術』杉原 保史 (著)(p.21)
この定義から読み取れる、重要なポイントを3点ピックアップします。
図にすると、 こんな イメージでしょうか。
ん…?「共感力が高すぎて生きづらい」の共感とはイメージが違う感じがします。
そうですね!
「生きづらさにつながる共感」は「境界線があいまい」なために起こります。それは こんな イメージです。
なるほどー!
そして境界線といえば、 これ ですね!
さすがです! そして「境界線があいまいで生きづらい問題」は共感の中でも「情動的共感性」が強すぎる人に多い悩みです。
「情動的共感性」…??
共感とは「情動的共感」と「認知的共感」の2つの働きが組み合わさった概念である。
このことは、あまり知られていないように思います。
共感に含まれるこの2つの働きについて、複数の研究論文の内容を踏まえて整理すると、次のような表現になります。
他者に影響されて起きる自分の心の反応を、その人の感情として感じること。
相手の立場に立ち、相手の感情を理解しようとする心の活動。
む、難しい…。
と思ったので、具体例を挙げてみますね。
たとえば、会社の営業担当さんが「情動的共感性が強い」人の場合、商談の場で次のようなことが起こります。
「情動的共感性」が強い人の例
ウン百万円?! 高すぎる!! うちの会社にそんな金あるわけないやん!!
怒られたー! やっぱりこの値段高いよなー、俺が経営者でもおんなじこと思うよ。。。
そうですよね! 高いですよね! 大変失礼しましたー!!
このように、
「情動的共感性」が強い人は、一瞬で他人の感情に染まります。
一方で、「認知的共感性が強い」営業担当さんの場合、同じ場面でこうなります。
「認知的共感性」が強い人の例
ウン百万円?! 高すぎる!! うちの会社にそんな金あるわけないやん!!
いえいえ~全然高くないですよ~?!
だって、御社にとって5年先まで〇〇なメリットがあるんですよ?!
その5年で生まれるウン千万円の利益がほぼ確定していることを考えると、逆にすごいお得やと思いませんか??
なるほど…。言われてみると、たしかにそうだね…。
でしょ~? 社長、こんな簡単な計算もできずに社長やってはるんですか~?! よっぽど優秀な右腕がいらっしゃるってことですね!
むむー!なんか腹立つけど、間違ってない…
このように、
「認知的共感性」が強い人は、自分の感情にとらわれずに客観的な視点で相手の状況を想像することができます。
なるほど! 同じ共感でもぜんぜん違う…。
はい。キーポイントは「自分の感情の扱い方」です。
ここからは「情動的共感」を掘り下げていきます。
他者に影響されて起きる自分の心の反応を、その人の感情として感じること。
「情動的共感」とは、たとえば、泣いている子どもの写真を見た瞬間に、心の中に「悲しいんだね~」という気持ちが充満するような感覚のことです。
このような心の反応は、次の3つのステップで起きると考えられます。
「情動的共感」の3つのステップ
「情動的共感」の落とし穴
先ほどの例で、子どもが泣いている写真を見て悲しい気持ちを感じたとしても「この子は悲しくて泣いているんだ」と決めつけてしまうと、自分の感情をその子に押し付けてしまうことになります。
なぜなら、
他人の感情を正確に知ることはできない
からです。
つまり、この子が本当に悲しくて泣いているかどうかは、この子以外には分からない、ってことですね。
この「情動的共感性」の落とし穴は、次に挙げるデメリットの話に繋がります。
「情動的共感性」のメリット
「情動的共感性」のデメリット
「共感力が高すぎて生きづらい悩み」は、ほとんどがこれらのデメリットに当てはまると思います。
なんだか、共依存やアダルトチャイルドの問題と似ている気がします…。
そう、まさにそのとおり!
おむらいすさん、洞察力が素晴らしいです!
当たり前じゃないですか~!
次に「認知的共感」を掘り下げていきます。
相手の立場に立ち、相手の感情を理解しようとする心の活動。
先ほどの例で使った写真を、引き続き使います。
さて、この子どもは、どうして泣いているんでしょうね…?
実は寂しいのかもしれませんし、怖いのかもしれませんし、あるいは、もっと他の感情かもしれません。
あるいは、何があって泣いているんでしょう…?
飼ってた猫が逃げたのか? それとも、ママとはぐれたのか? はたまた、買ってもらったポップコーンを道路に落としちゃったのか?
こういうことは、実際にこの子に会って質問していかない限り、理解は進みませんよね。
このように、自分が相手の立場に立って、置かれた状況を想像し、質問しながらその感情を理解しようとする心の活動が「認知的共感」です。
「認知的共感」は次の3ステップで起きると考えられます。
「認知的共感」の3つのステップ
「認知的共感性」のメリット
「認知的共感性」のデメリット
認知的共感が高すぎても、問題ありなんですね…。
信じられないかもしれませんが、こういう人も、リアルにいらっしゃいます…(^_^;)
ここまでの話を整理しつつ、「共感力が高すぎる人が境界線を引いて自分を守る方法」を具体的に解説していきます。
結局のところ、共感力を構成する「情動的共感性」と「認知的共感性」は、互いの重さがシーソーの関係だと私は考えています。
つまり、どちらかが重い人は、たいてい、どちらかが軽いというイメージです。
そして、他人に共感しすぎて生きづらい人のほとんどは、上の図のように「情動」が重すぎるというアンバランスさになっていると考えられます。
つまり、これまでの人生を通して、他人の気持ちを察して自分の欲求は押し殺す、をあまりにも当たり前にやってきたような人(私を含めて)がこの状態です。
そんなあなたにお勧めしたいのが、私が考案した「マインドフルな共感」です。このあと解説しています。
情動的共感と認知的共感のメリット同士を掛け合わせ、そこに「マインドフルネス」を取り入れることでより深い相互理解を目指す、ハイブリッドで新しい共感の形です。
この記事 で解説していますが、
マインドフルネスを習得することで、心の中で起こる反応(思考・感情・身体感覚など)を、あるがままに観察できるようになります。
もう一度整理しますが、
情動的共感性が強すぎる人は、他人から伝染した自分の感情で心が充満してしまう状態にいとも簡単に陥ってしまいます。
ということは、
自分の感情を観察して手放せるようになれば、相手を理解するために意識を集中させることができる!
そう、思いませんか?
極端な話、情動的共感性が強い人は、
「この気持ちはあの人から伝染している」ことにすら気づいていないことも多いです。
(そうじゃない人からしたら、全く信じられない話かもしれませんが…。)
ですので、そんな人の場合は、このSTEP1.はある意味、飛ばしてもいいステップかもしれません。
マインドフルネスを使って、心の中で起きている反応を観察し、手放します。
認知的共感を働かせ、相手の立場に立ち、相手の状況や感情を想像しながら、質問をします。
この間も常に、自分の感情や思考に巻き込まれないよう、観察し手放しながら、相手の話に全ての神経を集中します。
理解した内容を相手に伝えながら、相互理解が深まっているかを確認していきます。
これらは全て互いに補完しあっているものです。
忘れてはいけないことですが、
情動的共感性が強いことは、人間関係に多くのメリットをもたらす素晴らしい才能です。
その素晴らしい才能を否定せず、受け入れ、尊重し、自分の長所として自信を持てるようになることが大切です。
境界線とは何か、境界線を引くとはどういうことかについて学ぶために、この記事が参考になります。
「自分の気持ちは自分の気持ち、他人の気持ちは他人の気持ち」とつぶやくのもオススメです。これだけで境界線が引けます。
自他尊重(自分も他人も尊重)のコミュニケーションを行うために、アサーションを身につけることが効果的です。
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